(朝)雇用統計悪化を受け先週末のダウは542ドル安 ドル円も147円台と円高急伸 | 市況概況 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア

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【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 43,588.58  ▼542.40 (8/1)

NASDAQ: 20,650.13  ▼472.32 (8/1)

1.概況

先週末の米国市場は、主要3指数が揃って下落となりました。7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を下回る結果となり、労働市場の軟化が意識されたことで主力株に売りが出ました。ダウ平均は、349ドル安の43,781ドルで取引を開始しました。序盤から軟調な展開となったダウ平均は早々に790ドル安の43,340ドルをつけ、この日の安値を更新しました。アップル[AAPL]やアマゾン・ドットコム[AMZN]など前の日に決算発表を行ったハイテク銘柄も売られ、終始軟調に推移したダウ平均は542ドル安の43,588ドルと5日続落となりました。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は472ポイント安の20,650ポイントで続落となりました。S&P500株価指数は101ポイント安の6,238ポイントとなり、4日続落となりました。

2.経済指標等

7月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比7.3万人増と市場予想の10.8万人を下回る結果となりました。失業率は市場予想と一致する4.2%となったほか、平均時給は前年比3.9%上昇と、市場予想を0.2%ポイント上回りました。7月のISM製造業景気指数は市場予想49.6に対し48.0と前月比でも低下となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇しました。ヘルスケアや生活必需品、公益事業のディフェンシブセクターが1%未満の小幅高となった一方で、8業種が下落となりました。一般消費財・サービスが3%以上の下落、続いて情報技術が2%以上の下落となりました。そのほか、エネルギーなど計4業種が1%以上下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中11銘柄が上昇となりました。シャーウィンウィリアムズ[SHW]が3%台後半の上昇となり、ホームデポ[HD]など4銘柄が1%以上の上昇となりました。一方で19銘柄が下落し、前日に決算発表をしたアマゾン・ドットコム[AMZN]は先行きの業績見通しが市場予想を下回ったことが嫌気され8%以上の大幅安となりました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が4%以上下落となったほか、スリーエム[MMM]が3%以上の下落、その他7銘柄が2%以上の下落となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ソーシャルネットワークサービスを運営するレディット[RDDT]が市場予想を上回る第2四半期業績結果と、堅調な先行き見通しを示したことが好感され17.5%上昇となりました。一方、コインベース[COIN]は第2四半期の売上高が市場予想を下回ったことで16.7%下落となりました。

5.為替・金利等

8月1日の米長期金利は、前日から0.15%低い4.22%となりました。4日朝のドル円は147円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

雇用統計の結果が先週末の米国市場の下落を招いたことで、日本市場も軟調な展開が予想されます。日経平均先物が節目の4万円を下回っているほか、ドル円が先週末の2日と比べると3円程円高に推移していることも輸出関連銘柄への売り圧力となるでしょう。

日中には三菱商事(8058)や住友ベークライト(4203)などの決算発表も予定されており、決算銘柄には売買が集まると考えられます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)

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